彼と出会ったエピソードー職場の上司と部下だった私たち

私が彼に初めて会ったのは、転職の面接の場でした。彼は予備校の社員で、その予備校で働くスタッフを探していたのです。彼と、彼の上司が面接官と言う状況でした。その時は彼の上司にばかり質問されて、緊張もあり、彼が何を質問したのかは全く覚えていません。そのせいか、彼の第一印象は「特になし」でした。その予備校で私は面接に合格し、彼と私、パートさんひとりという状況で働き始めました。私は前職を先輩からいじめられて辞めていました。挨拶も普通にしてもらえず、仕事も教えてもらえませんでした。職場では腫れもの扱いされていました。しかし、彼は私をふつうに扱ってくれました。

挨拶を気持ち良くしてくれる、仕事でわからないことがあれば丁寧に何度も教えてくれる、意見があればそれを取り入れてくれるなど、他の職場では当たり前のことかもしれませんが、私は仕事を覚えていろいろできるようになるにつれ、「働くって、楽しいことなんだな」と思えるようになりました。半年ほど、特に何もなく、私にとって彼は「職場の上司だけど、気を使わず、仕事で困ったときなんでも聞ける頼れる上司」になっていました。しかし、本当にあるとき突然のことでした。校舎でのイベントが終わり、片づけをして二人で椅子に座って話をしているときに、「あれ、○○さんのこと好きかも」と思いました。そして、家に帰っても頭に浮かぶのは彼のことばかり。朝起きても考えるのは彼のことばかりです。しかし、その後1年間、「もし自分の気もちがばれたら、仕事がやりにくくなる」と思い、ずっと思いを隠してきました。しかし、彼が職場を辞めることをきっかけに私の気持ちがばれてしまいます。その後、付き合って別れることとなりましたが、いまではいい思い出になっています。

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